マネープランを見直しましょう。 老後資金、不安になりませんか?
今回は、「トップ1%の人だけが知っている『最高のマネープラン』」を読みました。
結論:
プロと二人三脚で作業を行っていく前提条件=「お金をマネジメントする」ことの基本
まずは、理解することから!
- 自分とプロが同じ絵(目的)を見て話す
- パズルのピース(目的達成に必要な諸条件)は、自分でも理解・納得する
マネープランを作成するポイント
→資産を適切に管理・運用していくことによって、希望する資産額に近づけて行くこと
『収入>支出』
・支出のコントロール
・手元に残るお金を増やす
【お金に対するアクション】
「稼ぐ」→「使う」→「貯める」→「増やす」
稼ぐ:良い意味でも悪い意味でも変化が少ない
使う:自分に決定権があり、すぐに帰ることが可能
貯める:「使う」に連動し、増やすことが可能
殖やす:「貯める」をさらに加速される
・「稼ぐ→使う」:お金に支配され続ける生き方
・「稼ぐ→貯める→使う」:お金をコントロールしている生き方
・「稼ぐ→貯める→増やす→使う」:お金に働いてもらう生き方
・「増やす→使う→増やす→使う」:お金の支配から解放された生き方
お金の貯まらない人の特徴はこんな特徴がある・・・
・将来の不安や恐怖を見ていない
・支出に対して明確な価値基準を持っていない
・自分がいくら使っているか把握できていない
・自分が今後いくら必要なのか把握できていない
・貯める理由、金額の裏付けに対して「なぜ?」を答えられない
逆にお金が溜まりやすい人は・・・
・将来に対する不安や恐怖を持っている人
・自分がいくら使っているか把握できている人
・自分が今後「〇〇円準備すればいい」という明確な目標がある人
・貯める理由、金額の裏付けに対して「なぜ?」を答えられる人
・支出に対して、使う準備を持っている人
【マネープラン】
①現在の「収入」「支出」「資産」「負債」の把握
②延長線上にある将来の資金を予測
③必要となる老後資金を予測
④将来の資金状況よ老後資金の差を把握
⑤差を埋めるための手段を構築する
巷で言われている老後設計のポイント
・公的年金は65歳支給開始、夫婦で月に約22~24万円の年金が支給されると予測
・65歳で定年し、平均寿命が約85歳として、20年分の生活資金を準備する
・一般に「夫婦2人の生活費が月に25万円。余裕文を含めて、必要資金をから年金を差し引いた、不足分の生活費をどのように準備するか?」という主張
・公的年金が現状のペースでもらえることが設計の前提になっている
・基本的には、預金と退職金を取り崩す想定で、生活設計を考えている
↑このままではいけない
【老後設計をする際に外せない2つの前提条件】
・自分の寿命は自分で決めることが出来ない
・通常の寿命と健康寿命の間には約10年の開きがある
考えるべき老後戦略は、
- いつ引退するのかを自分で決める=早期リタイア、ハイブリット・クワドラントを行うことなど
- 自分の資産を枯渇させずに生活していける仕組みを作る
老後=「労働収入が途絶えるとき」
「老後資金として準備すべきなのは、年間必要金額の25倍。税引後で老後も4%の運用をしながら生計を立てていく」
自分にとって最適なリスクを取る。
→マネープランで必要資産を見積もり、不足が出た場合に、それに見合った必要最低限のリスクを取って資金を運用する。
・水=お金
・コップの水=貯金
「現役時代」
労働収入によって毎月、蛇口から”給料”という名の水が注がれなければ、コップの中はやがて干上がる。
↓
いかにして「コップの中の水を減らさないか?」
・別の蛇口を作る「運用益によってお金を増やす」
「何が正しいか?」を知るより「何が正しくないか?」を知ろう!
・自分の判断軸を作る(比較対象を持つことで正確性を高める)
【お金についての報道を読み解く前提注意事項】
・公的年金が今と同じ基準で支給される
・平均値を元に算出している
・老後は「取り崩し」することが前提となっている
上記を再定義
①支給時期が明確でない公的年金は計算に入れない
→あくまでも+aで、年金を当てにせずとも目標に到達する設計にする
②老後の目標設定は、自分の意思で決める
→定年も年金支給開始に合わせて後ろ倒しになる可能性がある
③老後も安定運用を続ける
→現状では世界基準で元本割れリスクなく、年利率4%を目安に
【マネープラン作成のためのステップ】
・現状把握
→マネーレコーディング(家計簿)必須。
「自分はどのくらい何にお金を使っているのか」しっかり把握する。
・目的設定
→まずは仮決め。その後マネープランを実行しながら定期的に修正、改善していく
・手段選択
→現状把握を行い、そこから将来の収支を概算した結果「このままだと目標額に到達できない」ということが判明した場合に限り、初めてリスクを取って投資を行うことを検討すべき
【支出を見直す目的】
・手残りを増やす
・手残りを投資の原資にする
〈家計簿に挫折してじまうタイプ〉
*潔癖タイプ:収支を一円まで合わせようとする
→「だいたい合っていればいい」くらいの大らかな気持ちで取り組んでみる。
*ルーズタイプ:レシートを溜めてしまう
→携帯に家計簿アプリを入れる。
*生真面目タイプ:仕分けに悩んでしまう
→気を負わず気楽につけてみる。1枚のレシートに複数の仕分け項目が含まれている場合は、どれか纏めてつけてもいい
〈腕のいいFPを見つけるコツ〉
・相談料が有料のところを探す(家計簿、事前準備を求めてこない)
・何箇所か回って比較する
【支出確認項目】
・貯蓄、資産運用
・教育費、自己投資
・保険料
・食費
・住民費
・通信費
・車両費
・日用品
・交際費、お小遣い
・被服費、美容費
・娯楽、レジャー
〈マネープランの目標設定に必要な問い〉
今の生活よりレベルを上げたいか?下げるか?現状維持か?
現役時代には必要だったが、老後にやりたいことがあるのか?ないのか?
〈シンクグローバリー、アクトローカリーを実践するための2ステップ〉
・日本の投資を基準に「世界の投資は日本とはどのように違うのか?」比較
・自分が投資をするに値する商品があれば、さらに深ぶりするためのアクションを起こす。
※ハイブリッド・クワドラントの兼業投資家が冒険して良いのは、投資余力の10%までにしておく
(借り入れでの投資は論外。全体にしない)
【生命保険の手数料比較ー海外と日本ー】
*死亡保険
日本:約30%以上
海外:約10%
*個人年金等貯蓄商品
日本:約20~50%
海外:約3~6%
〈投資をする際の目星の付け方〉
「これからどこが伸びるか?」という観点よりも、「過去と似た動きをしているところはどこだろう?」という点に着目すること
運用リスク:運用が期待通りの成果を上げられないリスクのこと
【サラリーマンが独立するまでのステップ】
①本業のスキルを強化する
②本業の中で副業になりそうな要素を選び出し、副業を始める
③副業が本業の時給か収入を超えた時点で独立する
【副業ポイント】
・時間を費やし、競争優位な技術を鍛錬する
・理詰めで成功要因を積み重ねる
・自分の本業の中にヒントの種を見つける
・副業の時間短歌が本業を超えたら、初めて企業を考える
【お金の心配をしなくて済むようになるための3段階】
①支出を見直して貯金体質になる
②マネープランを作成し、「老後の安心感」を手に入れる
③「現役時代の充実」に注力する
「現役時代の充実」とは…
・出世のための自己投資
・副業や独立企業への挑戦
・早期リタイヤの実現
・余暇の充実
より詳しくわかりやすく当書では解説していますので、気になった方はぜひ!